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Health Notes

股関節の動かしにくさと腰への負担|動作評価と受診目安

2026.08.29 ─ 著者:兼瀬健志(院長)

股関節の動かしにくさと腰への負担|動作評価と受診目安

股関節が動かしにくいと、立つ・座る・歩くといった日常動作で腰が代わりに動くことがあり、腰への負担が増すことがあります。ただし、股関節と腰は連動する一方で、痛みの原因が同じとは限りません。まずは整形外科を優先すべき症状がないかを確認し、動作の中で腰・骨盤・股関節を整理することが大切です。

要点:この記事の結論

股関節の動きが制限されると腰が代償して負担が増すことがありますが、原因は股関節だけとは限りません。鼠径部の強い痛み、荷重できない痛み、夜間痛・安静時痛、腫れや発熱、外傷後の痛みがある場合は、まず整形外科へ相談してください。痛みや引っかかりがある状態で無理に強く伸ばすことは避け、椅子を支えにした小さな動きから、左右の違いを確認します。

股関節の動かしにくさは、なぜ腰に負担をかけますか?

股関節は、曲げる・開く・伸ばすといった大きな動きを担う関節です。この動きが制限されると、椅子から立つ、歩く、階段を上る、靴下を履くといった動作で、腰が本来より大きく動いて補うことがあります。その結果、腰の筋肉や関節への負担が増し、重さや痛みとして感じられることがあります。

一方で、腰の痛みがすべて股関節の硬さによるものとは限りません。関節そのものの疾患、神経の症状、腰の状態、生活習慣などが関係することもあります。「硬いから伸ばせばよい」と決めつけず、どの動作で、どこに、どのように症状が出るかを確認します。

まず整形外科を優先する症状はありますか?

先に確認:整形外科を優先したいサイン
  • 鼠径部や股関節の強い痛み、体重をかけられない痛み
  • 夜間痛、安静にしていても続く痛み
  • 転倒や外傷のあとの股関節・腰の痛み
  • 股関節周辺の腫れ、発熱を伴う痛み
  • 足のしびれ、脱力、歩きにくさの急な悪化
  • 排尿・排便の異常、股周辺の感覚異常
  • 痛みが急速に悪化する、長く続いて改善しない

これらがあるときは、カイロプラクティックの予約より、まず整形外科への相談を優先してください。可動域制限には関節疾患なども関係するため、「硬いだけ」と自己判断しないことが大切です。

生活の中で、左右をどう比べますか?

特別な道具は必要ありません。椅子から立つ、歩く、階段を上る、靴下を履く、車に乗り降りするといった日常動作で、左右の違いを比べます。どちら側が動かしにくいか、どの動きで引っかかりや痛みが出るか、立ったときと座ったときで変わるかを、無理のない範囲で確認します。

痛みや引っかかりがある状態で、無理に強く伸ばすことは避けてください。椅子を支えにして、股関節を小さく動かすことから始め、痛みが増さない範囲で行います。動きの左右差や引っかかりが続く場合は、整形外科への相談を検討します。

椅子を支えに股関節を小さく動かすセルフケアのイラスト
椅子を支えに、股関節を小さく動かすセルフケアの例です。痛みが増さない範囲で行います。

当院の評価では、何を確認しますか?

兼瀬健志が、Gonsteadを専門とするドクター・オブ・カイロプラクティックとしての臨床の視点で、次の順に確認します。ただし、評価は診断ではありません。診断は医師の役割です。

  1. 問診:いつから、どの動作で、どこに症状が出るか、既往歴、検査歴、服薬、生活上の目標を伺います。
  2. 姿勢・可動域の確認:立つ・座る・歩く姿勢と、股関節の曲げ・開き・伸ばしの動きを、痛みの少ない範囲で左右比較します。腰の動きもあわせて確認します。
  3. 触診:腰・骨盤・股関節周辺の筋肉の緊張や圧痛、関節の動きの反応を、触れる場所と目的を説明したうえで確認します。
  4. Gonsteadの考え方に基づく確認と調整:複数の所見を照らし合わせ、施術を検討する部位と方法を絞り込みます。股関節へ触れることを自動的に選ばず、必要性と方法を説明して同意を得た場合のみ行います。
  5. 必要時の画像の参考分析:結果が方針を変える可能性がある場合に、提携先の整形外科でのレントゲン撮影をご案内し、得られた画像を施術方針の参考として分析することがあります。画像の診断は医師が行います。

股関節への介入と腰痛の関係は、どう考えますか?

股関節への介入が腰痛に役立つ可能性を示す報告もありますが、腰痛への効果は確実ではありません。当オフィスでは、股関節の動きを整えることが腰痛の改善を保証するものとは案内しません。動作の評価と経過を確かめながら、無理のない範囲で方針を決めます。関節疾患が疑われる場合や、症状が続く場合は、整形外科での評価を優先します。

当院でできること・できないことは何ですか?

当院でできることは、問診、姿勢・可動域の確認、触診、Gonsteadの考え方に基づく評価と調整、日常生活でのセルフケアの提案です。初回は約90分で、動作の確認と安全確認に時間をかけます。

当院でできないことは、診断、関節疾患の治療、薬の処方、医療行為です。カイロプラクティックは健康保険の適用外です。出張施術・提携サロンでの施術は行っていません。施術は仙台市青葉区本町のオフィスで、完全予約制で行います。営業時間は火〜土曜19〜22時、日曜14〜22時、月曜定休です。

よくある質問

Q1.股関節が硬いので強く伸ばしてよいですか?

痛みや引っかかりがある状態で無理に伸ばさないでください。可動域制限には関節疾患なども関係するため、続く場合は整形外科へ相談します。

Q2.腰痛でも股関節を施術しますか?

先に動作と所見を確認します。股関節へ触れることを自動的に選ばず、必要性と方法を説明して同意を得た場合のみ行います。

Q3.仕事帰りに予約できますか?

火〜土曜は夜間枠があります。最新の空き状況はWeb予約で確認してください。

著者:兼瀬健志(Pain Relief & Wellness カイロプラクティックオフィス院長)

参考資料:日本整形外科学会「変形性股関節症」、日本整形外科学会「腰痛」、厚生労働省「腰痛予防対策」

※本記事は一般的な健康情報であり、診断・治療を目的としたものではありません。症状に不安がある場合は医療機関にご相談ください。

初めてご予約される方へ

痛み・不調の初回相談は、予約画面で「初診カウンセリング+施術90分」をお選びください。90分/15,000円(税込)。2回目以降は約60分/10,000円です。再来の方は、前回ご案内したメニューをお選びください。

空き状況を確認してWeb予約(完全予約制)

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